言語学者が語る漢字文明論
著者
書誌事項
言語学者が語る漢字文明論
(講談社学術文庫, [2445])
講談社, 2017.8
- タイトル別名
-
漢字が日本語をほろぼす
言語学者が語る漢字文明論
- タイトル読み
-
ゲンゴガクシャ ガ カタル カンジ ブンメイロン
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注記
「漢字が日本語をほろぼす」(角川マーケティング 2011年刊) の文庫化
参考文献: p297-298
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
漢字は言葉ではない、記号である。漢字にオトは必要ない。どの言語でも漢字を「訓読み」できる。では周辺地域を含めた「漢字文化圏」とは自明のものなのか。歴史上の突厥・契丹・西夏・女真・モンゴル文字など漢字からの自立運動は何を意味するのか。漢字を残す日本語は独自の言語であることの危機に瀕しているのか。言語学者が読む文字と言語の関係。
目次
- 第1章 日本語という運命(日本語の状況;母語ペシミズム ほか)
- 第2章 「日本語人」論(日本人ではなく日本語人がたいせつ;バイリングアル日本語人 ほか)
- 第3章 漢字についての文明論的考察(「漢字文化圏」論;日本は漢字文化圏の行きどまり ほか)
- 第4章 「脱亜入欧」から「脱漢入亜」へ(日本は中国と「同文同種」か;中国語は日本語よりも英語に近い ほか)
「BOOKデータベース」 より