生体認証国家 : グローバルな監視政治と南アフリカの近現代

書誌事項

生体認証国家 : グローバルな監視政治と南アフリカの近現代

キース・ブレッケンリッジ [著] ; 堀内隆行訳

岩波書店, 2017.8

タイトル別名

Biometric state : the global politics of identification and surveillance in South Africa, 1850 to the present

タイトル読み

セイタイ ニンショウ コッカ : グローバル ナ カンシ セイジ ト ミナミアフリカ ノ キンゲンダイ

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注記

原著 (Cambridge University Press, 2014) の翻訳

参考文献: 巻末p3-5

内容説明・目次

内容説明

「最新の技術を最貧の地域で」。新種の国家形態が拡大するアフリカ、南アメリカ、南アジアの旧植民地諸国。発端は大英帝国ネットワークの交差点であった。第一次大戦前の南アフリカだ。アフリカ探検を経たゴルトン、帝国を栄転するエドワード・ヘンリー、挫折するガーンディー。優生学的動機に基づくヒトの生物学的統計学と指紋認証技術とによる統治の実験を追う、生体認証登録の世界史がここに。

目次

  • 序章 グローバルな生体認証の世界
  • 第1章 帝国の科学—ゴルトン優生学の南部アフリカ起源と目的
  • 第2章 アジア的専制—ヴィットヴァータースランドにおけるエドワード・ヘンリー
  • 第3章 ガーンディーと生体認証のもつれた関係—指紋、サティヤーグラハ、『インドの自治』のグローバルな政治
  • 第4章 知る意思はなし—生体認証登録と、門衛国家の好奇心の限界
  • 第5章 フェルヴールトの証明局—アパルトヘイト期のベヴェイスビューロと文書行政の終焉
  • 第6章 ゴルトン思想の反転—アパルトヘイトと「生体認証にもとづく市民権」の形成
  • 終章 帝国と模倣のファンタジー
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

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