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菊池寛随想

片山宏行著

未知谷, 2017.8

タイトル別名

Essays on Kikuchi Kan

タイトル読み

キクチ カン ズイソウ

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内容説明・目次

内容説明

菊池寛作品の多彩、奥行き、成り立ち、そして東西にわたる評価を、コンパクトにまとめてみた。加えて芥川龍之介、久米正雄の文学にもふれ、菊池寛の対照化も図った。結果的に“作品”の解釈と分析、および評価を入射角としながら、作家の相貌を浮かび上がらせることに帰着した。テクスト論を標榜して、テクスト論的なるものの跋扈に終わった近代文学研究の“パラダイムチェンジ”。そうした風景に対する反措定であるかもしれない。

目次

  • 第1章 作品解説に代えて(「三浦右衛門の最後」—冷眼とヒューマニズムと;「父帰る」をめぐる言説;「恩を返す話」成立の背景 ほか)
  • 第2章 作品とその周辺(第四次『新思潮』のゲラ;「真珠夫人」考—発生する読者;「貞操問答」小考 ほか)
  • 第3章 芥川龍之介と久米正雄(「邪宗門」異説—“別稿”をめぐり;「螢草」補注)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB24391209
  • ISBN
    • 9784896425345
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpneng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    254p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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