憲法パトリオティズム
著者
書誌事項
憲法パトリオティズム
(叢書・ウニベルシタス, 1067)
法政大学出版局, 2017.9
- タイトル別名
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Constitutional patriotism
- タイトル読み
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ケンポウ パトリオティズム
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注記
監訳者: 斎藤一久, 田畑真一, 小池洋平
原著の出版事項: Princeton University Press, 2007
内容説明・目次
内容説明
憲法とともにある批判理論。市民の相互信頼と連帯意識が槽失する分断社会や、諸権利を「国益」と称する利益の下で侵害するようなナショナリズムに直面する状況においてでも、自由や平等など、憲法に含まれる普遍的原理に根ざした社会統合を構想する実践的な批判理論を提唱する。
目次
- 序論
- 第1章 憲法パトリオティズムの略歴(ドイツ人の罪の意識から生まれた憲法パトリオティズム—自由なコミュニケーションから共和主義的忠誠へ;ハーバーマスの憲法パトリオティズム—「合理的な集団のアイデンティティ」に向けて;源泉、補完物、そして連帯;「ドイツの」憲法パトリオティズムにまつわる結果と特色;教授たちの夢…?)
- 第2章 特質なきネーション?—憲法パトリオティズムの理論に向けて(憲法パトリオティズム理論の要点とは何か?—いくつかの社会学的疑問;愛着の対象—普遍的規範と憲法文化について;憲法パトリオティズムは我々のものなのか?—特殊性の要件;愛着とエージェンシー—すべてが両義的か?;憲法パトリオティズムの限界と、リベラル・ナショナリズムの比較について;もう二つの反論—憲法パトリオティズムは国家主義であるのか、そして市民宗教であるのか?;実践的な憲法パトリオティズム?)
- 第3章 ヨーロッパにおける憲法パトリオティズム?—記憶、闘争性、道徳について(教育としての立憲主義と万能薬としての立憲主義?;ヨーロッパの記憶をめぐる神秘和音?;闘争性—「非ヨーロッパ的活動」?;EUの憲法道徳—穏当な提案)
「BOOKデータベース」 より