背教者の肖像 : ローマ皇帝ユリアヌスをめぐる言説の探究

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背教者の肖像 : ローマ皇帝ユリアヌスをめぐる言説の探究

添谷育志著

ナカニシヤ出版, 2017.10

タイトル読み

ハイキョウシャ ノ ショウゾウ : ローマ コウテイ ユリアヌス オ メグル ゲンセツ ノ タンキュウ

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内容説明・目次

内容説明

“背教者”を超える「何者か」であればこそ。賛否を超え語られ続ける理由。無数に描かれたユリアヌス像の交叉の先に「リベラル・アイロニスト」という生のスタイルが浮かぶ。

目次

  • 第1章 ユリアヌスに誘われて(ユリアヌスとの再会;二〇世紀ギリシアへの旅)
  • 第2章 二〇世紀初頭の日本、そしてヨーロッパへの旅(ユリアヌスってだれ?;だれが『神々の死』を読んだのか?—メレシコーフスキイという謎;反転する『死者の書』—あるいは『死者の書』は『生=性者の書』だった;ロマン主義者、ユリアヌス?;辻邦生『背教者ユリアヌス』とはなんだったのか?)
  • 第3章 歴史を生みだすユリアヌス(歴史・物語・小説;辻『背教者ユリアヌス』とヴィダル『ユリアヌス—ある小説』との比較;ユリアヌス帝の遺産—ギボンという男、『ローマ帝国衰亡史』という書物、啓蒙という精神風土)
  • おわりに 「ポスト真実」の時代におけるリベラル・アイロニスト

「BOOKデータベース」 より

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