筒井康隆入門
著者
書誌事項
筒井康隆入門
(星海社新書, 115)
星海社 , 講談社 (発売), 2017.9
- タイトル読み
-
ツツイ ヤスタカ ニュウモン
大学図書館所蔵 件 / 全29件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
主要参考文献一覧: p266-269
内容説明・目次
内容説明
現代日本文学が生んだ最重要にして最強の作家・筒井康隆。日本SF第一世代に属したのち、中間小説に進出してその最盛期を支え、さらには燦然と輝くジュブナイルの金字塔をうちたて、小説のジャンルとスタイルのあくなき改革者—そんな怪物的巨人の作品世界をトータルに把握することは困難を極めます。本書はその難題に、筒井本人をして「わし以上にわしのことを知っている」と言わしめた佐々木敦が、デビュー作「お助け」から最新作まで、綺羅星の如き作品群を愚直にレビューすることで回答を試みます。キーワードは「筒井康隆は二人いる」。さあ、半世紀以上に及ぶ巨人のキャリアを辿り直し、新たな筒井康隆像を探す旅に出ましょう。
目次
- 第1章 SFの時代—デビュー作「お助け」(1960年)から『脱走と追跡のサンバ』(1971年)へ
- 第2章 黒い笑いの時代—『家族八景』(1972年)から『大いなる助走』(1979年)へ
- 第3章 超虚構の時代—『虚人たち』(1981年)から『文学部唯野教授』(1990年)へ
- 第4章 炎上の時代—断筆宣言(1993年)から『巨船ベラス・レトラス』(2007年)へ
- 第5章 GODの時代—『ダンシング・ヴァニティ』(2008年)から『モナドの領域』(2015年)へ
「BOOKデータベース」 より