学童集団疎開 : 受入れ地域から考える
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学童集団疎開 : 受入れ地域から考える
(岩波現代全書, 108)
岩波書店, 2017.10
- タイトル読み
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ガクドウ シュウダン ソカイ : ウケイレ チイキ カラ カンガエル
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注記
主な参考文献: 巻末p1-8
内容説明・目次
内容説明
子どもたちの悲惨な戦争体験として語られてきた学童集団疎開。しかし、受入れ地域からはまた別の側面が見える。県別に割り当てられた四〇万人もの学童、決定から最初の受入れまでわずか一カ月余、宿舎や食糧の工面、激化する戦争と軍事施設までもの疎開…。埼玉県公立高校の郷土部の調査を契機に、地域全体が戦時体制に巻き込まれる状況を明らかにした、新たな観点からの学童疎開史。
目次
- 序章 なぜ疎開受入れ地域に注目するか
- 第1章 学童疎開に到る道(疎開政策と東京都;割り当てられた側の事情 ほか)
- 第2章 決定から二カ月半での大移動—一九四四年六月末〜九月(縁故か集団か、ただちに決断せよ;翻弄される受入れ県 ほか)
- 第3章 遠足気分の出発、激化しゆく空襲—一九四四年九月〜一九四五年三月(「適切ナラザル」宿舎;疎開地における教育 ほか)
- 第4章 飢えの苦しみと敗戦、そして—一九四五年四月〜戦後(疎開強化と学寮の再編成;重要機能を失った「重要都市」 ほか)
- 終章 戦争と地域社会
「BOOKデータベース」 より