悲劇の発動機「誉」 : 天才設計者・中川良一の苦闘
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書誌事項
悲劇の発動機「誉」 : 天才設計者・中川良一の苦闘
(草思社文庫, [ま2-2])
草思社, 2015.4
- タイトル別名
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悲劇の発動機誉 : 天才設計者中川良一の苦闘
- タイトル読み
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ヒゲキ ノ ハツドウキ ホマレ : テンサイ セッケイシャ ナカガワ リョウイチ ノ クトウ
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注記
参考文献: p557-570
シリーズ番号はジャケットによる
記述は第3刷(2015.5)による
内容説明・目次
内容説明
日米開戦の半年前、中島飛行機の若き天才設計者・中川良一は、野心的な高性能の次世代エンジン「誉」を完成させる。小型軽量ながら当時の世界最高水準を実現したまさに奇跡のエンジンであり、彩雲、疾風、紫電改などの新鋭機に次々と搭載されていく。だが想定されたハイオクタン燃料が入手できず、原材料の質低下、熟練工の軍隊召集、陸海軍の不手際などによりトラブルが続き、その真価を発揮できることなく敗戦を迎えた。本書は「誉」の悲劇を克明に追い、現代に連なる日本の技術開発や組織運営が抱える矛盾と問題点を浮き彫りにする。
目次
- プロローグ 博物館の鉄の塊
- 第1章 奇跡のエンジン「誉」
- 第2章 中島知久平の旗揚げ
- 第3章 試作から量産へ
- 第4章 「誉」エンジンの検証
- 第5章 欧米メーカーの開発体制
- 第6章 シリンダーとピストン、冷却の盲点
- 第7章 航空技術廠内の「誉」批判
- 第8章 悲劇を生んだ根本原因
- エピローグ 「欧米に追いつけ」の果てにあるもの
「BOOKデータベース」 より