資料学の現在
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書誌事項
資料学の現在
(シリーズ日本文学の展望を拓く / 小峯和明監修, 第5巻)
笠間書院, 2017.11
- タイトル別名
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資料学の現在
- タイトル読み
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シリョウガク ノ ゲンザイ
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注記
監修: 小峯和明
内容: 諸言(鈴木彰), 総論: 〈資料〉から文学世界を拓く, 第1部: 資料学を〈拓く〉(1「〈説話本〉小考」-5「『如來在金棺囑累清淨莊嚴敬福經』の新出本文」), 第2部: 資料生成の〈場〉と〈伝播〉をめぐって(1「名古屋大学蔵本『百因縁集』の成立圏」-6「敷衍する歴史物語」), 第3部: 資料を受け継ぐ〈担い手〉たち(1「『中山世鑑』の伝本について」-5「漢字・字喃研究院所蔵文献をめぐって」), あとがき(小峯和明), 執筆者プロフィール, 全巻構成(付キーワード), 索引(人名/作品・資料名)
参考文献あり
収録内容
- 総論 : 「資料」から文学世界を拓く / 目黒将史 [執筆]
- 「説話本」小考 : 『印度紀行釈尊墓況説話筆記』から / 小峯和明 [執筆・翻刻]
- 鹿児島県歴史資料センター黎明館寄託・個人蔵『「武家物語絵巻」』について : お伽草子『土蜘蛛』の一伝本 / 鈴木彰 [執筆]
- 国文学研究資料館蔵『大橋の中将』翻刻・略解題 / 粂汐里 [翻刻・解題]
- 立教大学図書館蔵『「安珍清姫絵巻」』について / 大貫真実 [執筆]
- 『如來在金棺囑累清淨莊嚴敬福經』の新出本文 / 蔡穗玲 [執筆] ; [ヤン・ミューレンベルンド訳]
- 名古屋大学蔵本『百因縁集』の成立圏 / 中根千絵 [執筆]
- 『諸社口決』と伊勢灌頂・中世日本紀説 / 高橋悠介 [執筆]
- 圓通寺藏『血脈鈔』紹介と翻刻 / 渡辺匡一 [執筆・翻刻]
- 澄憲と『如意輪講式』 : その資料的価値への展望 / 柴佳世乃 [執筆]
- 今川氏親の『太平記』観 / 和田琢磨 [執筆]
- 敷衍する歴史物語 : 異国合戦軍記の展開と生長 / 目黒将史 [執筆]
- 『中山世鑑』の伝本について : 内閣文庫本を中心に / 小此木敏明 [執筆]
- 横山重と南方熊楠 : お伽草子資料をめぐって / 伊藤慎吾 [執筆]
- 翻印南部家旧蔵群書類従本『散木奇歌集』頭書 / 山田洋嗣 [解説・翻刻]
- 地域における書物の集成 : 弘前藩主および藩校「稽古館」の旧蔵本から地域の「知の体系」を考える / 渡辺麻里子 [執筆]
- 漢字・字喃研究院所蔵文献をめぐって : 課題と展望 / グエン・ティ・オワイン [執筆]
内容説明・目次
内容説明
書物をめぐるネットワーク、人と書物とをめぐる文化総体の追究が資料学の全容である。日本文学とその研究がこれまでに担ってきた領域、これから創造していく可能性をもつ領域とは何か。人文学としての文学が人間社会に果たしうる役割に関して、より豊かな議論を成り立たせるには、これからどうしていけばよいのか。日本文学の窓の向こうに広がるものの総体を捉えようとするシリーズ第5巻。
目次
- 総論—“資料”から文学世界を拓く
- 第1部 資料学を“拓く”(“説話本”小考—『印度紀行釈尊墓況 説話筆記』から;鹿児島県歴史資料センター黎明館寄託・個人蔵『“武家物語絵巻”』について—お伽草子『土蜘蛛』の一伝本;国文学研究資料館蔵『大橋の中将』翻刻・略解題 ほか)
- 第2部 資料生成の“場”と“伝播”をめぐって(名古屋大学蔵本『百因縁集』の成立圏;『諸社口決』と伊勢潅頂・中世日本紀説;圓通寺藏『血脈鈔』紹介と翻刻 ほか)
- 第3部 資料を受け継ぐ“担い手”たち(『中山世鑑』の伝本について—内閣文庫本を中心に;横山重と南方熊楠—お伽草子資料をめぐって;翻印南部家旧蔵群書類従本『散木奇歌集』頭書 ほか)
「BOOKデータベース」 より