古代国家と北方世界
著者
書誌事項
古代国家と北方世界
(同成社古代史選書, 28)
同成社, 2017.10
- タイトル読み
-
コダイ コッカ ト ホッポウ セカイ
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注記
内容: 序(小口雅史), I: 北海道からさらにその北へ(「オホーツク文化における鍛冶の精神的な意味」-「長澤盛至作製『東蝦夷地海岸図台帳』にみる地域情報の収集と表象」), II: 北緯四〇度以北の世界の実相(「続縄文文化後半期の東北地方と北海道の関係について」-「北奥地域における出土文字資料と蝦夷」), III: 古代・中世国家の辺要支配(「鎮守府将軍と出羽城介についての基礎的考察」-「鎌倉時代の津軽安藤氏と蝦夷統治」), あとがき(三上喜孝)
収録内容
- オホーツク文化における鍛冶の精神的な意味 / 天野哲也 [執筆]
- 北東アジアの葬墓制 : 円形周溝を伴う墓葬を中心として / 中澤寛将 [執筆]
- ロシア沿海地方のパクロフカ文化期における墓上建物の新事例 : コクシャロフカ8遺跡の調査報告書から / 小嶋芳孝 [執筆]
- 七世紀の倭・日本における「粛慎」認識とその背景 / 蓑島栄紀 [執筆]
- 流鬼国をめぐる試論 / 中村和之 [執筆]
- 長澤盛至作製『東蝦夷地海岸図台帳』にみる地域情報の収集と表象 / 米家志乃布 [執筆]
- 続縄文文化後半期の東北地方と北海道の関係について : 土器群の時間的関係から / 小野裕子 [執筆]
- 青森平野における古代集落の様相 / 木村淳一 [執筆]
- 古代北奥における集落・竪穴建物の動態について / 齋藤淳 [執筆]
- 三重の壕をもつ北奥の古代集落 : 青森県外ヶ浜町山本遺跡 / 関根達人 [執筆]
- 古代閇村に関する二、三の問題 / 伊藤博幸 [執筆]
- アイヌ語系地名と蝦夷 / 八木光則 [執筆]
- 北奥地域における出土文字資料と蝦夷 : 青森県域の文字資料を中心として / 武井紀子 [執筆]
- 鎮守府将軍と出羽城介についての基礎的考察 / 永田一 [執筆]
- 古代北方辺要国の統治システム : いわゆる「国司分担統治システム」についての覚書 / 三上喜孝 [執筆]
- 渤海使の出羽来着について / 浜田久美子 [執筆]
- 鎌倉時代の津軽安藤氏と蝦夷統治 / 大塚紀弘 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
古代における北方地域の実像と国家による支配の実態について、文献史学・考古学等の研究者が集い学際的な視点から論じ、近年、飛躍的に進展した北方古代史研究の到達点を提示する。
目次
- 1 北海道からさらにその北へ(オホーツク文化における鍛冶の精神的な意味;北東アジアの葬墓制—円形周溝を伴う墓葬を中心として;ロシア沿海地方のパクロフカ文化期における墓上建物の新事例—コクシャロフカ8遺跡の調査報告書から ほか)
- 2 北緯四〇度以北の世界の実相(続縄文文化後半期の東北地方と北海道の関係について—土器群の時間的関係から;青森平野における古代集落の様相;古代北奥における集落・竪穴建物の動態について ほか)
- 3 古代・中世国家の辺要支配(鎮守府将軍と出羽城介についての基礎的考察;古代北方辺要国の統治システム—いわゆる「国司分担統治システム」についての覚書;渤海使の出羽来着について ほか)
「BOOKデータベース」 より