世界の共同主観的存在構造
著者
書誌事項
世界の共同主観的存在構造
(岩波文庫, 青N(38)-122-1)
岩波書店, 2017.11
- タイトル読み
-
セカイ ノ キョウドウ シュカンテキ ソンザイ コウゾウ
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注記
『世界の共同主観的存在構造』(勁草書房, 1972年) に, 附録として足立和浩・白井健三郎・廣松渉による鼎談「サルトルの地平と共同主観性」(『情況』1973年1月号) を併録
『世界の共同主観的存在構造』の底本には, 『廣松渉著作集』第一巻 (岩波書店, 1996年) を使用
解説: 熊野純彦
内容説明・目次
内容説明
あるものをあるものとして認識するとはどういうことなのか?われわれはいかにして「一つの世界」を共有し、その世界はどのように構造化されているのか?人間を「共同主観的存在」と見る立場から、認識論の乗越えと再生を目指した廣松哲学、その核心を示す主著。鼎談「サルトルの地平と共同主観性」を付載。
目次
- 1(哲学の逼塞情況と認識論の課題;現象的世界の四肢的存在構造;言語的世界の事象的存立構造;歴史的世界の協働的存立構造)
- 2(共同主観性の存在論的基礎;判断の認識論的基礎構造;デュルケーム倫理学説の批判的継承)
- 附録 サルトルの地平と共同主観性—役柄存在・言語・構造主義をめぐって
「BOOKデータベース」 より