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漱石論集成

柄谷行人著

(岩波現代文庫, 学術 ; 370)

岩波書店, 2017.11

新版

タイトル別名

新版漱石論集成

タイトル読み

ソウセキロン シュウセイ

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注記

1992年9月第三文明社刊「漱石論集成」, 2001年8月平凡社ライブラリー「増補漱石論集成」にて論文を増補, 新版刊行に際し再編

内容説明・目次

内容説明

「マルクスを読むように漱石を読んできた」と自ら語るように、漱石はつねに柄谷行人の思考の原点であり続けてきた。群像新人文学賞を受賞した代表作「意識と自然」(一九六九年)から九〇年代に至るまでの柄谷の漱石に関する評論、講演録、エッセイ等を集め、その思考の軌跡をたどる。岩波市民セミナーでの講演をもとにした「漱石の作品世界」を加え、旧版から代表的な論文を精選。同時代の日本やヨーロッパの哲学・文学とも比較対照しながら多面的な切り口でせまる、漱石論の決定版。

目次

  • 漱石試論1(意識と自然;内側から見た生;階級について;文学について)
  • 漱石試論2(漱石とジャンル;漱石と「文」)
  • 漱石試論3(詩と死—子規から漱石へ;漱石の作品世界)
  • 作品解説(『門』;『草枕』;『それから』;『三四郎』;『明暗』;『虞美人草』;『彼岸過迄』;『道草』)
  • 講演その他(漱石の多様性 講演—『こゝろ』をめぐって;淋しい「昭和の精神」;漱石とカント)

「BOOKデータベース」 より

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