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明治維新で変わらなかった日本の核心

猪瀬直樹, 磯田道史著

(PHP新書, 1121)

PHP研究所, 2017.11

タイトル読み

メイジ イシン デ カワラナカッタ ニホン ノ カクシン

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内容説明・目次

内容説明

明治以降、なぜ日本は近代化に成功したのか。それは明治維新で日本が変わったのではなく、成功の要因がすでに江戸時代までの歴史の中で形づくられていたからだ。日本には、古代から変わらない「国の核心」がある。古来、培ってきた組織原理や行動原理、権威に対する考え方などが、今なお日本人に大きな影響を与えている。その「日本的原理」の長所と短所を知らねば、この国で成功をつかむことは難しいし、いかなる変革も望めない。では、「この国の秘密」とは何か?—平安時代から江戸時代まで「通史的思考」で読み解き、日本のあり方に迫る、白熱討論。

目次

  • はじめに—連綿と深層を流れてきた「核心」がいまも色濃く影響を及ぼしている(猪瀬直樹)
  • 第1章 日本の組織原理と権威構造の源泉—古代をたずねる
  • 第2章 「新しい公」の再編成—鎌倉、室町、戦国のダイナミズム
  • 第3章 江戸武家社会の組織と個人—サラリーマン根性の始まり
  • 第4章 二六〇年の泰平を維持した社会システム—「転封」や「ジャンケン国家」の智恵
  • 第5章 江戸に花咲いた近代的経済—進んだ経済政策と百姓たちの企業家精神
  • 対談後に付け加えるひと言(猪瀬直樹)
  • おわりに—「通史的思考」をなさねば変化のなかを生きてゆけない(磯田道史)

「BOOKデータベース」 より

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