アドルノの芸術哲学

書誌事項

アドルノの芸術哲学

上野仁著

晃洋書房, 2017.11

タイトル別名

Theodor Ludwig Adorno-Wiesengrund

タイトル読み

アドルノ ノ ゲイジュツ テツガク

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注記

著者の同題の博士論文(広島大学, 2009年)および博士論文の土台となった論文を全面的に加筆・修正したもの

内容説明・目次

内容説明

なぜわれわれには知性が必要とされるのだろうか。芸術・音楽・知性がもたらす生のあり方とは。現代哲学の巨頭アドルノの哲学全体を芸術の観点から再構成し、そこに秘められたユートピアを音楽作品の分析を通じ実証する。アドルノ哲学の新たな展開。

目次

  • 序章 なぜ芸術の哲学なのか
  • 第1章 非同一的なものとしての芸術—アドルノ‐ベンヤミン‐ベートーヴェン
  • 第2章 「崇高」と両義性—アドルノ‐カント‐シェーンベルク
  • 第3章 アドルノの音楽教育理念—非同一的なものへの「耳の開き」
  • 第4章 アドルノ美学の萌芽としての「シューベルト」—アドルノ「シューベルト」論読解
  • 第5章 「瞬断された現在への高まり」としての音楽—E.ブロッホ‐ベルク‐アドルノにおける音楽のユートピア
  • 第6章 G.リゲティとアドルノ美学
  • 終章 世界参与としての音楽—ケージの問題提起とともに

「BOOKデータベース」 より

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