書誌事項

せめぎあう中東欧・ロシアの歴史認識問題 : ナチズムと社会主義の過去をめぐる葛藤

橋本伸也編著

(Minerva人文・社会科学叢書, 222)

ミネルヴァ書房, 2017.12

タイトル別名

せめぎあう中東欧ロシアの歴史認識問題 : ナチズムと社会主義の過去をめぐる葛藤

タイトル読み

セメギアウ チュウトウオウ・ロシア ノ レキシ ニンシキ モンダイ : ナチズム ト シャカイ シュギ ノ カコ オ メグル カットウ

大学図書館所蔵 件 / 150

この図書・雑誌をさがす

注記

内容: 序章: 中東欧・ロシアにおける歴史と記憶の政治化と紛争化, 第I部: 歴史・記憶政治の制度化 -- 政策と組織(第1章「エストニア」—第9章「ロシア」), 第II部: 歴史の政治化と紛争化(第10章「ルーマニアにおける反共産主義運動の記憶と政治」-第17章「セルビアの歴史認識における「コソヴォ」の意味」), あとがき(橋本伸也), 事項索引, 人名索引, 執筆者紹介, 編著者紹介

参考文献: 各章末

人名索引: 巻末p1-5

事項索引: 巻末p6-9

あとがきに2013-2015年度科学研究費基盤研究(B)25284149「東中欧・ロシアにおける歴史と記憶の政治とその紛争」の成果を刊行したものとあり

収録内容

  • 中東欧・ロシアにおける歴史と記憶の政治化と紛争化 / 橋本伸也 [執筆]
  • エストニア : 人道に対する犯罪調査のための国際委員会 / 小森宏美 [執筆]
  • ラトヴィア : 歴史家委員会 / 小森宏美 [執筆]
  • リトアニア : ジェノサイド・センターと国際委員会 / 梶さやか [執筆]
  • ポーランド : 国民記憶院 / 吉岡潤 [執筆]
  • チェコ : 全体主義体制研究所と史料アーカイヴ / 森下嘉之 [執筆]
  • スロヴァキア : 国民記憶院 / 福田宏 [執筆]
  • ハンガリー : 五六年研究所、「テロルの館」、ホロコースト記念センター / 姉川雄大 [執筆]
  • ルーマニア : ホロコースト委員会と共産主義独裁委員会 / 高草木邦人 [執筆]
  • ロシア : ロシア歴史協会 / 立石洋子 [執筆]
  • ルーマニアにおける反共産主義運動の記憶と政治 : シゲト記念館を中心に / 高草木邦人 [執筆]
  • 現代ロシアの歴史認識論争と歴史教科書 : 自国史教科書におけるスターリン期の描写 / 立石洋子 [執筆]
  • リトアニア臨時政府(一九四一年) : 「抵抗」の歴史とその記憶 / 重松尚 [執筆]
  • ハンガリーの歴史認識と現代政治 : 「ヨーロッパ」性と新自由主義・人種主義政治 / 姉川雄大 [執筆]
  • 現代スロヴァキアにおける歴史論争 : 第二次世界大戦期の位置づけをめぐって / 福田宏 [執筆]
  • エストニアとラトヴィアの社会統合 : 歴史教育による国民化と社会的包摂の行方 / 小森宏美 [執筆]
  • ルーマニアにホロコーストはなかった? : ルーマニアの民族浄化 / 野村真理 [執筆]
  • セルビアの歴史認識における「コソヴォ」の意味 : 一九八〇年代の議論から / 百瀬亮司 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

冷戦後の世界において歴史認識と記憶がアイデンティティ・ポリティクスの焦点として浮上し、国内のみならず、諸国家・国民間の紛争要因に転じている。そうした紛争化が深刻な形で進行したのが、中東欧とロシアをはじめとしたポスト共産主義諸国である。本書では、中東欧諸国・ロシアにおける歴史政治の展開過程を広域的に捉え、欧州統合の進展と同時進行したナショナルな利害に沿った歴史政治が紛争化する局面を描く。

目次

  • 中東欧・ロシアにおける歴史と記憶の政治化と紛争化
  • 第1部 歴史・記憶政治の制度化—政策と組織(エストニア—人道に対する犯罪調査のための国際委員会;ラトヴィア—歴史家委員会;リトアニア—ジェノサイド・センターと国際委員会;ポーランド—国民記憶院;チェコ—全体主義体制研究所と史料アーカイヴ ほか)
  • 第2部 歴史の政治化と紛争化(ルーマニアにおける反共産主義運動の記憶と政治—シゲト記念館を中心に;現代ロシアの歴史認識論争と歴史教科書—自国史教科書におけるスターリン期の描写;リトアニア臨時政府(一九四一年)—「抵抗」の歴史とその記憶;ハンガリーの歴史認識と現代政治—「ヨーロッパ」性と新自由主義・人種主義政治;現代スロヴァキアにおける歴史論争—第二次世界大戦期の位置づけをめぐって ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ