スタインベックの物語世界 : 生と死と再生と
著者
書誌事項
スタインベックの物語世界 : 生と死と再生と
彩流社, 2017.11
- タイトル別名
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John Ernst Steinbeck
- タイトル読み
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スタインベック ノ モノガタリ セカイ : セイ ト シ ト サイセイ ト
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注記
引用文献: 巻末p12-21
内容説明・目次
内容説明
20世紀アメリカ文学を代表するノーベル賞作家、ジョン・スタインベック。人種問題、核の問題、環境問題、貧富の格差等、今日的課題を自己の物語世界に織り込み、20世紀アメリカに大きな痕跡を残した。スタインベック文学の人間観の特質と変遷を検証、その普遍的価値を再評価する。ウォルト・ホイットマン、ヘンリー・D.ソローとの比較考察、国際ペン東京大会(1957)に出席するため、来日したときの貴重なエピソードも紹介する。
目次
- スタインベック文学の特質
- 処女作『黄金の杯』—スタインベック文学の萌芽
- 『知られざる神に』—「日常の世界」から「神話の世界」へ
- 『トーティーヤ・フラット』—アーサー王伝説のテーマとパラドックス
- スタインベックの人間像—個人と集団の二重性
- 『はつかねずみと人間』—自然主義文学的特質と社会的弱者への眼差し
- 『怒りのぶどう』の物語世界—ホイットマン「私自身の歌」との比較考察
- 『キャナリー・ロウ』—「道」の世界を探る
- スタインベックの「潮だまり」とソローの「湖」—宇宙像を育む場
- 『爛々と燃える』“劇小説”—殺す側の態度〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より