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破滅の王

上田早夕里著

双葉社, 2017.11

Other Title

The king of ruin

Title Transcription

ハメツ ノ オウ

Available at  / 82 libraries

Note

「小説推理」2016年4月号から2017年6月号にかけて連載された同名作品に、大幅な加筆・修正を行ったもの

略年表: p[4]-[5]

主要参考文献: p352-355

Description and Table of Contents

Description

一九四三年、上海。かつては自治を認められた租界に、各国の領事館や銀行、さらには娼館やアヘン窟が立ち並び、「魔都」と呼ばれるほど繁栄を誇ったこの地も、太平洋戦争を境に日本軍に占領され、かつての輝きを失っていた。上海自然科学研究所で細菌学科の研究員として働く宮本は、日本総領事館から呼びだされ、総領事代理の菱科と、南京で大使館附武官補佐官を務める灰塚少佐から重要機密文書の精査を依頼される。その内容は驚くべきものであった。「キング」と暗号名で呼ばれる治療法皆無の細菌兵器の詳細であり、しかも論文は、途中で始まり途中で終わる不完全なものだった。宮本は治療薬の製造を任されるものの、それは取りも直さず、自らの手でその細菌兵器を完成させるということを意味していた—。

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Details

  • NCID
    BB25103514
  • ISBN
    • 9784575240665
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    356p
  • Size
    20cm
  • Classification
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