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禅 : 沈黙と饒舌の仏教史

沖本克己著

(講談社選書メチエ, 665)

講談社, 2017.12

タイトル読み

ゼン : チンモク ト ジョウゼツ ノ ブッキョウシ

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内容説明・目次

内容説明

ブッダは、真理は言語表現できないという。しかし仏教は万巻の書にその教えをとどめてきた。禅宗は、教学仏教に抗して生まれた。しかし禅語は難解、禅問答は不条理、「不立文字」という言葉は、それ自体が矛盾である。禅は、語り得ぬものにどう向き合い、何を伝えてきたのか。ブッダの教えが禅宗へと至り、さらに日本で発展するまで。禅とは何か、仏教史から問い直す。

目次

  • 序章 不立文字という言葉
  • 第1章 禅の歴史—言葉をめぐって(禅宗の成立;良く生きよ—ブッダの教え ほか)
  • 第2章 大乗経典概説(新しい仏教;般若経典—破壊と総合 ほか)
  • 第3章 大乗の学者たち(「空」の効用—龍樹;「唯識」の思想—弥勒・無著・世親 ほか)
  • 第4章 沈黙と饒舌(沈黙の人;饒舌な禅(禅の新風・道元;日本臨済禅の創成・白隠;思索者の蹉跌・大拙))
  • 終章 型の文化—伝承と言葉(個と集団;型の文化)

「BOOKデータベース」 より

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