近世読者とそのゆくえ : 読書と書籍流通の近世・近代

書誌事項

近世読者とそのゆくえ : 読書と書籍流通の近世・近代

鈴木俊幸著

平凡社, 2017.12

タイトル別名

近世読者とそのゆくえ : 読書と書籍流通の近世近代

タイトル読み

キンセイ ドクシャ ト ソノ ユクエ : ドクショ ト ショセキ リュウツウ ノ キンセイ ・ キンダイ

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内容説明・目次

内容説明

近世後期に大量に出現した読者たち、自学し、漢詩づくりにまで手を染める読者たちは、“読書の近代”をどのように迎えたのか?刊行された書物現物はもとより、葉書など多様な史料を駆使して、読者のニーズや版元の戦略、書籍流通の具体を明らかにする画期的論考。

目次

  • 序章 近世読者のゆくえ
  • 第1章 民間の学芸と書籍文化(学問と文芸と生活と—近世後期民衆の学芸世界;詩作書の盛行(1)—『詩語砕金』と『幼学詩韻』;詩作書の盛行(2)—『幼学便覧』)
  • 第2章 拡大する書籍市場と幕末の書籍流通(上総国における書籍流通拠点の成立—江戸時代の東金書肆多田屋;磐城三春の書肆とその江戸仕入れ;民間の蔵書と購書—木曾上松宿武居家を例に)
  • 第3章 近代教育のはじまりと明治初年代の書籍流通(筑摩県における教科書・掛図翻刻事業;書籍流通の諸相;明治の多田屋嘉佐衛門)
  • 第4章 書籍業界における江戸時代の終わり方(新聞・雑誌と広告の季節;信濃出版会社と脩道館—予約出版の蜜月と落日;信州北安曇郡清水又居の書籍購入;望月誠と由己社;兎屋と書籍安売り競争)

「BOOKデータベース」 より

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