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うつむく眼 : 二〇世紀フランス思想における視覚の失墜

マーティン・ジェイ [著] ; 亀井大輔 [ほか] 訳

(叢書・ウニベルシタス, 1073)

法政大学出版局, 2017.12

Other Title

Downcast eyes : the denigration of vision in twentieth-century French thought

うつむく眼 : 20世紀フランス思想における視覚の失墜

うつむく眼 : 二〇世紀フランス思想における視覚の失墜

Title Transcription

ウツムク メ : 20セイキ フランス シソウ ニオケル シカク ノ シッツイ

Note

その他の訳者: 神田大輔, 青柳雅文, 佐藤勇一, 小林琢自, 田邉正俊

原著 (University of California Press, 1993) の全訳

Description and Table of Contents

Description

視覚の権威剥奪をめぐる思想史。二〇世紀フランス思想は古代ギリシアよりつづく視覚の覇権体制に反旗を翻した。絵画、写真、映画をはじめとする視覚芸術から哲学、宗教、精神分析、ジェンダーにいたる諸論点をめぐり、サルトル、メルロ=ポンティ、レヴィナス、ラカン、フーコー、デリダらの言説が“反−視覚”の一点において重なりあう思想史の金字塔にして刺激的な視覚論。

Table of Contents

  • 序論
  • 第1章 もっとも高貴な感覚—プラトンからデカルトにいたる視覚の変遷
  • 第2章 啓蒙(EnLIGHTenment)の弁証法
  • 第3章 視覚の旧体制の危機—印象主義者からベルクソンへ
  • 第4章 眼の脱呪術化—バタイユとシュルレアリストたち
  • 第5章 サルトル、メルロ=ポンティ、新しい視覚の存在論の探求
  • 第6章 ラカン、アルチュセール、イデオロギーの鏡像的主体
  • 第7章 眼差しの帝国からスペクタクルの社会へ—フーコーとドゥボール
  • 第8章 死を呼び起こすものとしてのカメラ—バルト、メッツ、『カイエ・デュ・シネマ』
  • 第9章 「ファルス‐ロゴス‐視覚中心主義」—デリダとイリガライ
  • 第10章 盲目の倫理とポストモダンの崇高—レヴィナスとリオタール
  • 結論

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