ジェイムズ・ジョイスと東洋 : 『フィネガンズ・ウェイク』への道しるべ

書誌事項

ジェイムズ・ジョイスと東洋 : 『フィネガンズ・ウェイク』への道しるべ

山田久美子著

水声社, 2018.1

タイトル別名

ジェイムズジョイスと東洋 : フィネガンズウェイクへの道しるべ

タイトル読み

ジェイムズ ジョイス ト トウヨウ : フィネガンズ ウェイク エノ ミチシルベ

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注記

学位論文 (University College Dublin, 2013年提出) を英文でまとめたうえ、日本語にしたもの

主要参考文献: p305-318

内容説明・目次

内容説明

多文化都市トリエステ、パリで見聞した東洋と日本文化、そして多言語はジョイスの作品にどのような影響をあたえたのか。イエズス会の宣教、フェノロサの漢字論、パウンドの夢幻能など様々にアプローチすることで、『フィネガンズ・ウェイク』にみられる日本や日本語との関わりを多面的に読みとく。

目次

  • 第1章 東洋とオリエント—「西と東からのアプローチ」(FW604.26)(『太陽を追いかけて』失われたタイトルページ;アイルランドとオリエンタリズム ほか)
  • 第2章 ショーン・ザ・ポストと東洋宣教—「西が東を揺り起こすだろう」(FW473.22‐23)(ジョイスと東方教会;教育宣教修道会イエズス会 ほか)
  • 第3章 イッシーと東洋趣味の舞台—「踊りながらダンスから帰宅する娘たち」(FW602.32‐33)(踊る娘と父親「ポップ」の創造;『アラジン』の変遷 ほか)
  • 第4章 シェム・ザ・ペンマンと「消えることのないインク」(FW185.26)(エジプト神話と『フィネガンズ・ウェイク』;消えることのないインク ほか)
  • 第5章 『フィネガンズ・ウェイク』の日本語—「もしそれが日本語音ならば」(FW90.27)(一人称代名詞の自己と他者;『フィネガンズ・ウェイク』の日本語研究 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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