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裏が、幸せ。

酒井順子著

(小学館文庫, [さ25-2])

小学館, 2018.1

タイトル読み

ウラ ガ、シアワセ。

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注記

2015年刊を加筆改稿し、文庫化したもの

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

派手で明るいことがよしとされてきた、これまでの太平洋側中心の価値観に、見事に風穴を開け、大反響を得たエッセイ。日本の幸福は、「裏日本」にある。日本海側の魅力満載、酒井版『陰翳礼讚』。

目次

  • 陰翳—闇に浮かぶ金沢の金箔、能登の漆
  • 民藝—鳥取と新潟の名プロデューサー
  • 演歌—なまり色の日本海ソング
  • 仏教—浄土真宗と一向一揆
  • 神道—「裏」の大社、「表」の神宮
  • 美人1—日本海側美人一県おき説
  • 美人2—越後と出雲、最強美女伝
  • 流刑—佐渡と隠岐、流されるロマン
  • 盆踊り—顔を隠すエロティシズム
  • 文学1—「表」の男と「裏」の女の物語『雪国』
  • 文学2—泉鏡花と金沢
  • 文学3—水上勉における不幸の利用
  • 田中角栄—新潟のポップの日本改造
  • 鉄道1—北前船、ローカル鉄道、北陸新幹線
  • 鉄道2—陽から陰へ、陰から陽へ
  • 幸福—軒並み「日本でいちばんいい県」
  • 原発—水上勉が憂えた「過剰文明」
  • 金沢—暗い空に照り映える色彩
  • 観光—陰があるからこそ光がある

「BOOKデータベース」 より

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