書誌事項

21世紀のソシュール

松澤和宏編

水声社, 2018.1

タイトル別名

Ferdinand de Saussure

タイトル読み

21セイキ ノ ソシュール

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注記

フェルディナン・ド・ソシュール『一般言語学講義』刊行100年記念国際研究集会「ソシュール, 『講義』そしてわれわれ」(2016年12月17・18日, 名古屋大学文学研究科人類文化遺産テクスト学研究センター主催・ソシュール学会(ジュネーヴ)および近代テクスト草稿研究所(パリ)協力)の記録をもとにしたもの

まえがき(松澤和宏)

文献: 論文末

収録内容

  • ソシュール, 『一般言語学講義』, 一般言語学講義 / ダニエル・ガンバララ [執筆] ; 松澤和宏訳
  • ソシュールと『一般言語学講義』について / 加賀野井秀一 [執筆]
  • 言語の性質をめぐるソシュールの逡巡 / ルイ・ド・ソシュール [執筆] ; 松澤和宏訳
  • ソシュール的恣意性の深淵とラングの言語学 / 松澤和宏 [執筆]
  • ソシュールの一句をめぐって : "一般言語学"と『一般言語学講義』の問題 / 野村英夫 [執筆]
  • 記号と概念 : 現象学的認知主義からのソシュールの『一般言語学講義』の考察 / 宮原勇 [執筆]
  • ソシュールと比較言語学 / 吉田和彦 [執筆]
  • ソシュールの伝説・神話研究 / 金澤忠信 [執筆]
  • アウグスティヌスとソシュール : 言語記号の源泉と樹立 / 須藤英幸 [執筆]
  • 《arbitraire》は「恣意的」か : 予備的考察 / 小野文 [執筆]
  • ソシュールからバンヴェニストへ : ラングとエクリチュール / イレーヌ・フノリオ [執筆] ; 佐々木稔, 松澤和宏訳
  • 認知文法からみたソシュール : 「記号体系としての言語」の系譜 / 野村益寛 [執筆]
  • 意味と意義 : ソシュールと現代哲学 / 中田光雄 [執筆]
  • 差延, あるいは差異の亡霊 : ジャック・デリダによるソシュール再論 / 宮﨑裕助 [執筆]
  • 20世紀日本語研究と記号の恣意性 / 釘貫亨 [執筆]
  • ソシュールと国語学 : 主観性概念の系譜と可能性をめぐって / 阿部宏 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

ラング/パロール、シニフィアン/シニフィエ、“言語論的転回”…フランス現代思想の潮流とともに喧伝された「ソシュールの思想」とは、膨大な草稿を残した言語学者の企図にかなっていたのだろうか。言語によって世界を整理区分するのではなく、むしろどこまでも曖昧になってしまうことに遅疑逡巡するソシュールが浮かび上がってくる。

目次

  • ソシュール、『一般言語学講義』、一般言語学講義(ダニエル・ガンバララ)
  • ソシュールと『一般言語学講義』について(加賀野井秀一)
  • 言語の性質をめぐるソシュールの逡巡(ルイ・ド・ソシュール)
  • ソシュール的恣意性の深淵とラングの言語学(松澤和宏)
  • ソシュールの一句をめぐって—“一般言語学”と『一般言語学講義』の問題(野村英夫)
  • 記号と概念—現象学的認知主義からのソシュールの『一般言語学講義』の考察(宮原勇)
  • ソシュールと比較言語学(吉田和彦)
  • ソシュールの伝説・神話研究(金澤忠信)
  • アウグスティヌスとソシュール—言語記号の源泉と樹立(須藤英幸)
  • “arbitraire”は「恣意的」か:予備的考察(小野文)
  • ソシュールからパンヴェニストへ—ラングとエクリチュール(イレーヌ・フノリオ)
  • 認知文法からみたソシュール—「記号体系としての言語」の系譜(野村益寛)
  • 意味と意義—ソシュールと現代哲学(中田光雄)
  • 差延、あるいは差異の亡霊—ジャック・デリダによるソシュール再論(宮崎裕助)
  • 20世紀日本語研究と記号の恣意性(釘貫亨)
  • ソシュールと国語学—主観性概念の系譜と可能性をめぐって(阿部宏)

「BOOKデータベース」 より

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