近世の摂家と朝幕関係
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近世の摂家と朝幕関係
吉川弘文館, 2018.2
- タイトル読み
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キンセイ ノ セッケ ト チョウバク カンケイ
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注記
2012年9月に学習院大学に提出した、学位申請論文『近世摂家の特質と朝幕関係』をもとにしたもの
初出一覧: p243-244
内容説明・目次
内容説明
朝廷が幕府から自立する途を歩み始め、朝幕協調体制の変容が指摘される近世中後期。幕府の朝廷統制の要とされ、公家社会を統括する立場にあった摂家に着目。その特質・権限や天皇・院・堂上公家との関係を、家督相続・再興、官位叙任、朝廷運営などの検証により明らかにする。摂家の分析を通して朝幕交渉の具体像を鮮明にし、変容の実態を追究する。
目次
- 近世朝幕関係・天皇・朝廷研究の成果と課題
- 第1部 近世摂家の特質—相続・再興・官位叙任(近世摂家相続の原則と朝幕関係—寛保三年摂家相続問題を事例として;補論 近世摂家養嗣子相続の基礎的考察;「摂家」松殿家の再興—寛永・明和期の事例から;近世朝廷における太政大臣補任の契機とその意義)
- 第2部 近世中後期の朝幕関係と摂家・天皇・院(近世中期における摂政・関白の権限と天皇「政務」—「復辟」を事例に;文化期の朝廷と幕府;光格譲位前後の朝廷;補論 光格院御所の形成と院執事鷹司政通;文政期の朝幕関係)
- 結論と課題
「BOOKデータベース」 より