私が愛した映画たち
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私が愛した映画たち
(集英社新書, 0922F)
集英社, 2018.2
- タイトル読み
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ワタシ ガ アイシタ エイガ タチ
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注記
吉永小百合一二〇本出演作リスト: p250-253
内容説明・目次
内容説明
一九五九年、『朝を呼ぶ口笛』で銀幕デビューして以来、日本映画の最前線を走り続ける大女優・吉永小百合。二〇一八年三月公開の『北の桜守』で、出演作は実に一二〇本を数える。本書は、その中から、特に印象深い作品を自選し語り尽くした、記念碑的な一冊である。役者は経験より観察力だと実感した『キューポラのある街』、声が出ない危機のさなかに出演した『男はつらいよ』、一番せりふが多くて難しい役だった『母と暮せば』—。目を閉じれば、今もなお、愛すべき映画人たちの素顔や、これまで語ることのなかったエピソードが次々に蘇ってくる。映画と演技へのひたむきな思いが全編に溢れる、感動のメモワール。
目次
- 家計支えた子役時代—ラジオドラマから銀幕へ 『朝を呼ぶ口笛』
- ひたむきで健気なヒロイン—浦山桐郎監督との出会い 『キューポラのある街』
- 役を演じるのではなく、「ミコ」になりきった—原作に感動、自ら映画化を希望 『愛と死をみつめて』
- 広島の若く悲しい恋人たちの物語—核なき平和な世界願う原点に 『愛と死の記録』
- 声が出ない危機のさなかに出演—今も大事な渥美清さんの言葉 『男はつらいよ』
- 高倉健さんと初共演—再び映画への情熱がよみがえる 『動乱』
- 被爆のヒロイン演じたテレビの人気シリーズ—自ら決断し、映画で幕引き 『夢千代日記』
- 巨匠の魔法にかけられる—一九八〇年代に四本の市川崑作品に出演 『細雪』
- 松田優作さんと、同志のように寄り添えた—深作欣二監督作品で与謝野晶子役 『華の乱』
- 日本の美意識、映像に残す—坂東玉三郎監督の二作品 『外科室』『夢の女』
- 練り上げた“北の三部作”—円熟期迎え企画段階から参加 『北の零年』『北のカナリアたち』『北の桜守』
- 山田洋次監督との再会—平和への思いを次世代につなぐ 『母と暮せば』
「BOOKデータベース」 より