書誌事項

仏教からよむ古典文学

末木文美士著

(角川選書, 599)

KADOKAWA, 2018.2

タイトル読み

ブッキョウ カラ ヨム コテン ブンガク

注記

文献あり

内容説明・目次

内容説明

出家に憧れながらも愛欲の世界にとどまり、歯がゆい生を送ったように見える源氏物語の登場人物たち。しかしその曖昧さの中にこそ、日本の思想と文学を貫く、王権と仏法の緊張関係が示されているのではないか—。源氏・平家物語から徒然草、能、平塚らいてう、夏目漱石まで。仏教という補助線によって、顕/冥、男性/女性、夢/現などの物語構造を浮かび上がらせ、日本文学の新たな魅力を引き出す全6章。

目次

  • 1 源氏物語と仏教
  • 2 平家物語と仏教
  • 3 能と仏教
  • 4 経典とその受容
  • 5 思想と文学の間
  • 6 愛と修道—漱石のジェンダー戦略

「BOOKデータベース」 より

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