源氏物語古注釈書の研究 : 『河海抄』を中心とした中世源氏学の諸相

書誌事項

源氏物語古注釈書の研究 : 『河海抄』を中心とした中世源氏学の諸相

松本大著

(研究叢書, 493)

和泉書院, 2018.2

タイトル別名

源氏物語古注釈書の研究 : 河海抄を中心とした中世源氏学の諸相

タイトル読み

ゲンジ モノガタリ コチュウシャクショ ノ ケンキュウ : 『カカイショウ』オ チュウシン トシタ チュウセイ ゲンジガク ノ ショソウ

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内容説明・目次

内容説明

古注釈書研究の新たな可能性を切り開く。四辻善成『河海抄』を中心に、中世期の様々な古注釈書を扱い、『源氏物語』受容の諸相を浮かび上がらせる。諸本調査と注記内容の検討という地道な基礎研究を土台に、さらに学際的視点を取り入れ、『源氏物語』注釈史・享受史を捉え直す。向後の『源氏物語』古注釈書研究の指標となりうる一冊。

目次

  • 第1部 『河海抄』諸本系統論(巻九論—諸本系統の検討と注記増補の特徴;巻十論—後人増補混入の可能性を中心に;巻十一論—『李部王記』引用再考序説 ほか)
  • 第2部 『河海抄』の注釈姿勢と施注方法(『紫明抄』引用の実態—引用本文の系統特定と注記の受容方法について;河内方の源氏学との関係—内閣文庫蔵十冊本『紫明抄』巻六巻末所引の『水原抄』逸文をめぐって;歌学書引用の実態と方法—顕昭の歌学を中心に ほか)
  • 第3部 『河海抄』以後の諸注釈書(『原中最秘抄』の性格—行阿説への再検討を基点として;『花鳥余情』『伊勢物語愚見抄』の後人詠注記—歌学から物語注釈への一考察;富小路俊通『三源一覧』の源氏学—「愚存」注記から見る中世源氏学の一様相 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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