近世初期俳諧の表記に関する研究

書誌事項

近世初期俳諧の表記に関する研究

田中巳榮子著

(研究叢書, 495)

和泉書院, 2018.2

タイトル読み

キンセイ ショキ ハイカイ ノ ヒョウキ ニ カンスル ケンキュウ

大学図書館所蔵 件 / 68

この図書・雑誌をさがす

注記

文献あり

平成29年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費 課題番号17HP5069)の交付を受けたもの

内容説明・目次

内容説明

振り仮名は、なぜ付されたのか—多様な表記史の資料中、未開拓の俳諧を文字領域として、漢字表記と振り仮名の関係や機能、特殊な用字、音象徴語、定家仮名遣の使用、節用集との比較等、近世初期、蕉風成立以前の俳諧集の表記の実態を明らかにした。今後の表記研究の便宜に資することを期待して、「10俳諧集における振り仮名を付す語」他を資料編として収載。

目次

  • 序章 本書の目的と構成
  • 第1章 振り仮名が付される漢字表記語と表記形態(『紅梅千句』における振り仮名;『軒端の独活』と『江戸宮笥』の表記 ほか)
  • 第2章 近世初期俳諧の用字・用語考証(『江戸八百韻』に見える「やさし」の用法—「婀娜」「艶し」について;『當流籠抜』における「悶る」について ほか)
  • 第3章 仮名遣いから見た近世初期俳諧集—語頭に「お(オ)」「を(ヲ)」が付く語について(本文中の語頭に「お」「を」が付く仮名表記語—定家仮名遣を通して;振り仮名の語頭の「オ」「ヲ」の仮名遣い)
  • 終章 本書の結論と今後の課題

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ