外見の修辞学 : 一九世紀末アメリカ文学と人の「見た目」を巡る諸言説

書誌事項

外見の修辞学 : 一九世紀末アメリカ文学と人の「見た目」を巡る諸言説

福井崇史著

春風社, 2018.2

タイトル別名

外見の修辞学 : 一九世紀末アメリカ文学と人の見た目を巡る諸言説

タイトル読み

ガイケン ノ シュウジガク : ジュウキュウセイキマツ アメリカ ブンガク ト ヒト ノ「ミタメ」オ メグル ショゲンセツ

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注記

引用文献一覧: p333-357

内容説明・目次

内容説明

頭蓋、顔貌、衣服、肌の色といった人の外面的要素にさまざまな意味を付与し、あるいは政治化して表象した文学作品を読み解く。

目次

  • 序章 「リアリズム」≒「リアル」—「地上的」なものとしての一九世紀末アメリカ文学
  • 第1章 「彼ら」の顔と「我々」の顔—『シーザーの記念柱』と信頼できない「見た目」
  • 第2章 衣服は人を作らない—一八九〇年のアルジャー作品と「美しき犯罪者」言説
  • 第3章 あるリアリズム作家の「写真」「肖像」—「ザ・リアル・シング」の「リアルさ」
  • 第4章 指紋から「血」へ—『まぬけのウィルソン』の視線の向かう先
  • 第5章 「色」と「血」の政治学—前史
  • 第6章 「色」と「血」の政治学—「有色でない有色人」を巡る作品群と、不可視の「人種」性
  • 第7章 「迫真」のドキュメンタリーは何を伝えたのか—クレイン、ロンドン、シンクレアの「共犯」
  • 結章 人の外見の終わりなき政治化

「BOOKデータベース」 より

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