風土記説話の表現世界
著者
書誌事項
風土記説話の表現世界
笠間書院, 2018.2
- タイトル別名
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The expression world of story in "Fudoki"
- タイトル読み
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フドキ セツワ ノ ヒョウゲン セカイ
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注記
引用テキスト: pviii-ix
初出一覧: p285-287
内容説明・目次
内容説明
風土記は、各編者が地域独自の文書として仕上げ、中央へ提出したものであった。そのため、各国風土記の文章には土地の言葉を示そうとする様々な「装い」が凝らされ、そこに文学作品として享受し得る要因が存在する。まとまった写本が伝わる、常陸・出雲・豊後・肥前・播磨国の風土記を対象に、文字テキストとして神話・説話を検討し、構成や配列意識も含め、文学作品としての意義・価値を位置づける。
目次
- 風土記の成立と性質
- 第1部 風土記の異伝(『常陸国風土記』国号起源説話考;『播磨国風土記』「一云」「一家云」の用法;『肥前国風土記』佐嘉郡郡名起源説話の特質—異伝記載の意図を考える)
- 第2部 風土記の作品世界(『常陸国風土記』「風俗諺」の記載意義;『常陸国風土記』倭武天皇の時代認識;『常陸国風土記』多珂郡「サチ争い」説話の意義 ほか)
- 第3部 風土記神話の文学性(風土記の異類婚—始祖を語る“型”;『常陸国風土記』香島郡「事向」の文脈;『出雲国風土記』の「御祖命」—仁多郡三津郷を中心に ほか)
- 終章 風土記の装いと記事配列意識
「BOOKデータベース」 より