田山花袋作品の形成
著者
書誌事項
田山花袋作品の形成
翰林書房, 2018.2
- タイトル別名
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田山花袋 : 作品の形成
- タイトル読み
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タヤマ カタイ サクヒン ノ ケイセイ
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注記
学位論文「田山花袋の研究 : 作品の形成基盤および形成過程をめぐる考察」 (早稲田大学, 2015年提出) に若干の修正を加えたもの
内容説明・目次
内容説明
1890年代初頭の出発期から『時は過ぎゆく』(1916)にいたる田山花袋の重要作品について、海外文学の受容と執筆過程の実態を検証することにより、その文学的営為の内実を解明する。
目次
- 出発期における花袋の志向—「『野試合』を読んで水蔭君に寄す」をめぐって
- 第1部 花袋文学の形成基盤(一八九〇年代の紀行文におけるジャンルの越境と人称の交替—『日光』を中心に;一九〇〇年前後の花袋における「自然」の変容—太田玉茗宛書簡に見られる海外文学の受容を中心に)
- 第2部 主題とモチーフの形成(紀行文草稿「笠のかけ」から『重右衛門の最後』へ—二つの共同体;「見えざる力」から「蒲団」へ—岡田美知代宛書簡中の詩をめぐって;暴風・狂気・チェーホフ—「蒲団」執筆の背景とモチーフ ほか)
- 第3部 叙述方法の形成(風景の俯瞰から自然との一致へ—「生」改稿をめぐって;写すことと編むことのあいだ—『田舎教師』における風景描写の形成)
- 花柳小説から『時は過ぎゆく』へ—『燈影』の初出「春の名残」を中心に
「BOOKデータベース」 より