はじめての人文学 : 文化を学ぶ、世界と繋がる
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書誌事項
はじめての人文学 : 文化を学ぶ、世界と繋がる
知泉書館, 2018.3
- タイトル別名
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はじめての人文学 : 文化を学ぶ世界と繋がる
- タイトル読み
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ハジメテ ノ ジンブンガク : ブンカ オ マナブ、セカイ ト ツナガル
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注記
人文学をはじめるためのブックガイド: p271-294
文献あり
内容説明・目次
内容説明
多くの学生たちが歴史、文学や、思想、社会学などを学んでいるが、これら人文学を学ぶ意義とは何か?著者たちは講義の経験や現実問題を意識しながら、日本近現代文学、思想史、フランス近世・近代史、人類学、メディア論、地理学を通して、学生アルバイトとワークルール、アイヒマン裁判の意味、そしてフランス革命と主権、アイヌ社会と暴力、さらにAI社会の未来や、過去の津波被害と地名の関連など具体的な研究を紹介し、人文学の多彩な事例を踏まえて、文化を学び、世界と繋がる道を示す。グローバル化が進行する中で、私たちは変化し続ける文化と不確実な世界で、既存の形が崩れてゆく液状化した時代を生きている。自らのキャリアを主体的に形成し、現代社会が直面する課題に「文化」の視点から応え、他者と共に創造的な未来を切り拓くために、文化や世界をどのように語りうるのか?今日、人文学への期待は高まっている。福島原発事故に象徴される、人間が生み出す技術や制度、価値を制御できない状況が広がっている。私たちが未来に向けてなすべきこと、今、それが問われている。
目次
- 文化を学ぶ、世界と繋がる—自分の足元から人文学をはじめよう
- 第1章 『この世にたやすい仕事はない』—“労働者になる”ための文学的レッスン
- 第2章 悪を旅する—ハンナ・アーレントのアイヒマン論と良心の問題
- 第3章 フランス革命前後の主権のあり方を考える—歴史学からのアプローチ
- 第4章 非国家社会における戦争と平和—アイヌ社会の緩衝機能を探る
- 第5章 AI時代のメディア論—マクルーハンの理論の現代的意義
- 第6章 津波地名の継承と活用可能性—過去と繋がる、未来へ繋げる
- 世界と繋がる、文化を学ぶ—もっと先へ人文学をすすめよう
「BOOKデータベース」 より