ワイルド・スワン
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Bibliographic Information
ワイルド・スワン
(講談社+α文庫, [G280-3]-[G280-4])
講談社, 2017.11
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Wild swans
ワイルドスワン
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ワイルド スワン
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Note
年譜: 下p532-540
講談社文庫 2007年刊の再刊
Description and Table of Contents
- Volume
-
上 ISBN 9784062816632
Description
15歳で著者の祖母は軍閥将軍の妾になる。中国全土で軍閥が勢力をぶつけあう1924年のことであった。続く満州国の成立。直前に生まれた母は、新しい支配者日本の苛酷な占領政策を体験する。戦後、夫とともに共産党で昇進する母。そして中華人民共和国の成立後、反革命鎮圧運動の只中で著者は誕生する。中国で発禁処分となった衝撃的自伝!
Table of Contents
- 「三寸金蓮」—軍閥将軍の妾(一九〇九年〜一九三三年)
- 「ただの水だって、おいしいわ」—夏先生との再婚(一九三三年〜一九三八年)
- 「満州よいとこ、よいお国」—日本占領下の暮らし(一九三八年〜一九四五年)
- 「国なき隷属の民」—さまざまな支配者のもとで(一九四五年〜一九四七年)
- 「米十キロで、娘売ります」—新生中国への苦闘(一九四七年〜一九四八年)
- 「恋を語りあう」—革命的結婚(一九四八年〜一九四九年)
- 「五つの峠を越えて」—母の長征(一九四九年〜一九五〇年)
- 「故郷に錦を飾る」—家族と匪賊の待つ四川省へ(一九四九年〜一九五一年)
- 「主人が高い地位につけば、鶏や犬まで天に昇る」—清廉潔白すぎる男(一九五一年〜一九五三年)
- 「苦難が君を本物の党員にする」—母にかけられた嫌疑(一九五三年〜一九五六年)〔ほか〕
- Volume
-
下 ISBN 9784062816656
Description
迫害を受け続ける家族。思春期をむかえた著者は、10代の若者が遭遇する悩みや楽しみをひとつも経験することなく急速に「おとな」になった。労働キャンプに送られる両親。著者にも、下放される日がついに訪れた。文化大革命の残虐な真実をすべて目撃しながら生き、「野生の白鳥」は羽ばたく日を夢見続ける。親子3代、70年にわたる運命の記録!
Table of Contents
- 「まず破壊せよ、建設はそこから生まれる」—文化大革命、始まる(一九六五年〜一九六六年)
- 「天をおそれず、地をおそれず」—毛主席の紅衛兵(一九六六年六月〜八月)
- 「子供たちを『黒五類』にするのですか?」—両親のジレンマ(一九六六年八月〜十月)
- 「すばらしいニュース」—北京巡礼(一九六六年十月〜十二月)
- 「罪を加えんと欲するに、何ぞ辞無きを患えんや」—迫害される両親(一九六六年十二月〜一九六七年)
- 「魂は売らない」—父の逮捕(一九六七年〜一九六八年)
- 「雪中に炭を送る」—姉、弟、友だち(一九六七年〜一九六八年)
- 「思想改造」—ヒマラヤのふもとへ(一九六九年一月〜六月)
- 「読めば読むほど愚かになる」—農民からはだしの医者へ(一九六九年六月〜一九七一年)
- 「どうか、ぼくの謝罪を聞いてください」—労働キャンプの両親(一九六九年〜一九七二年)〔ほか〕
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