島崎藤村ひらかれるテクスト : メディア・他者・ジェンダー
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書誌事項
島崎藤村ひらかれるテクスト : メディア・他者・ジェンダー
勉誠出版, 2018.3
- タイトル別名
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島崎藤村ひらかれるテクスト : メディア他者ジェンダー
島崎藤村 : ひらかれるテクスト : メディア・他者・ジェンダー
- タイトル読み
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シマザキ トウソン ヒラカレル テクスト : メディア タシャ ジェンダー
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注記
博士論文「島崎藤村の身辺書き小説 : 〈個人〉から〈社会〉への回路」(大阪大学, 2012年提出) をベースにしたもの
初出一覧: p249
内容説明・目次
内容説明
新聞、雑誌、教科書など様々なメディアを通して広く読まれてきた島崎藤村。“私的領域”をモチーフとしながらも、ただの自伝や告白としてではなく、文学として昇華させることが目論まれたテクストは、社会の制度や通念に揺さぶりをかける、鋭い批評性を持っていた。メディア・他者・ジェンダーをキーワードに、実生活と芸術、個人と社会、規範と逸脱が交錯する藤村文学を読み直し、そのダイナミズムを提示する。
目次
- 島崎藤村のテクストを“今”にひらく
- 第1部 メディアのなかのテクスト(新聞小説と挿絵—名取春仙の『春』;『文章世界』のメディオロジー—『桜の実の熟する時』の読まれ方;教育実践としての『藤村読本』—「世界」と「郷土」の狭間;教科書の中の島崎藤村—仮定された「内面」への回路)
- 第2部 テクストのなかの他者(翻訳の政治学—ルーマニア語版『破戒』/「Legam^intul calcat」の位相;青年と“狂気”—『春』における“引用”の力学;上書き可能な“自己”と“他者”—「懺悔」と手紙の『新生』)
- 第3部 ジェンダーを攪乱するテクスト(“他人”の戦争—『新生』とジェンダー規範;女の心身—「ある女の生涯」における老いと病;“父性”と“家族”のあり様—「嵐」の射程)
「BOOKデータベース」 より