死を悼む動物たち
著者
書誌事項
死を悼む動物たち
(草思社文庫, [キ1-1])
草思社, 2018.2
- タイトル別名
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How animals grieve
死を悼む動物たち
- タイトル読み
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シ オ イタム ドウブツ タチ
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注記
草思社2014年刊の文庫化
原書 (University of Chicago Press, 2013) の全訳
文庫番号はブックジャケットによる
参考文献と映像資料: p378-388
内容説明・目次
内容説明
動物たちは家族や仲間の「死」を悲しんでいるのか。これまで科学は、人間の感情を安易に動物に投影することを禁じてきた。だが近年、死をめぐる動物たちの驚くべき行動が次々と報告され、自然人類学者である著者も数年にわたる実地調査によって、その考えを変えざるを得なくなったという。死んだ子を離そうとしないイルカ、母親の死を追いかけるように衰弱し死んだチンパンジー、仲間の遺骸のうえに木の葉や枝をかぶせるゾウ。さらに猫や犬やウサギ、馬や鳥などきわめて多くの心揺さぶられる事例が本書では紹介される。死を悼むという行動は、人間だけのものなのだろうか—。
目次
- 動物たちの悲しみと愛について
- 死んだ妹を探して—猫
- 最良の友だち—犬
- 農園の嘆き—馬・ヤギ
- 悲しみがうつを引き起こす—ウサギ
- 骨に刻み込まれた記憶—ゾウ
- 死んだ子ザルを手放せない—サル
- チンパンジーのやさしさと残酷さ
- 愛と神秘を語る鳥たち—コウノトリ、カラス
- 嘆きの海に生きる—イルカ、クジラ、ウミガメ
- 悲しみをは種を超えて
- 自殺する動物たち
- 霊長類の嘆き
- 死亡記事と死への記憶
- 文字につづられた悲しみ
- 先史時代の悲しみ
「BOOKデータベース」 より