創造の技術 : ルネサンス模倣論とミルトン

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創造の技術 : ルネサンス模倣論とミルトン

上利政彦著

九州大学出版会, 2018.5

タイトル読み

ソウゾウ ノ ギジュツ : ルネサンス モホウロン ト ミルトン

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注記

書誌: p[251]-257

内容説明・目次

内容説明

モデルの模倣という古典ローマの創作原理をキケロのプラトン主義に遡り、英国近代初期において、アスカムからシドニー、ジョンソンを経てドライデンに至る継承過程を辿る。ミルトンの『失楽園』に模倣論の実践例を見いだし、新科学思想や神学的真実論と模倣論との関わりを論ずる。

目次

  • はじめに 古典模倣論について(キケロの模倣論—イデア論に基づく;セネカの模倣と読書論について—『書簡集』84;クウィンティリアヌスによる模倣モデルの具体例とその成果:『雄弁術の原理』Institutio Oratoriaより;模倣と凌駕)
  • 第1部 模倣論—アスカムからドライデンまで(ロジャー・アスカム『教師』(1570):模倣の言語的技術について;ヨーハン・シュトゥルム『貴族及び紳士のための宝庫』(1570):アートを理解する技術について;ハーヴェイ(1580)とカーク(1579)の書簡より;リチャード・スタニハースト「献辞」(1582)より;フィリップ・シドニー『詩の弁護』(c.1583、printed 1595) ほか)
  • 第2部 ミルトン キリスト教叙事詩に向けて『失楽園』「航海」とキリスト教叙事詩
  • おわりに 神学的真実論と新科学時代

「BOOKデータベース」 より

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