中世の荘園経営と惣村

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中世の荘園経営と惣村

似鳥雄一著

吉川弘文館, 2018.4

Title Transcription

チュウセイ ノ ショウエン ケイエイ ト ソウソン

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Note

博士(文学)学位論文「中世後期の荘園経営と惣村の実態」(早稲田大学, 2014年)に加筆、修正したもの

Description and Table of Contents

Description

室町期に再編された荘園制は、遠隔地からの支配という構造的課題にいかに対峙したのか。備中国新見荘・紀伊国鞆淵荘・近江国菅浦を事例に、土地からの収益や金銭・物資の出納など、膨大な帳簿データを計量的に分析して経営の実態に迫る一方、荘園・惣村の地理的かつ領域的な構造を解明。近世社会をも視野に、中世の社会構造の変容を究明する意欲作。

Table of Contents

  • 荘園・村落研究の現在
  • 第1部 中世の荘園経営(下地中分と荘園経営—備中国新見荘を中心に;下地中分後の室町期荘園—備中国新見荘地頭職・地頭方と新見氏;備中国新見荘にみる名の特質と在地の様相;中世山間荘園の水田開発—備中国新見荘の帳簿分析から ほか)
  • 第2部 中世惣村の実態(中世惣村と領主権力—紀伊国鞆淵荘と高野山支配;中世惣村の実態と変容—紀伊国鞆淵荘の正長帳・天正帳の分析;戦国期惣村の生産・商業・財政—菅浦と浅井氏・竹生島;戦国大名の惣村支配—菅浦の「自検断」と撰銭令)
  • 変容する中世の社会構造

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