中国、香港、台湾におけるリベラリズムの系譜

書誌事項

中国、香港、台湾におけるリベラリズムの系譜

中村元哉著

有志舎, 2018.5

タイトル別名

中国香港台湾におけるリベラリズムの系譜

タイトル読み

チュウゴク、 ホンコン、 タイワン ニオケル リベラリズム ノ ケイフ

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注記

主要参考史資料・文献一覧: p237-243

内容説明・目次

内容説明

現代中国を読み解く際、「民主か独裁か」という切り口のみで語られることが多い。しかし、実際の状況はもっと複雑であり、現代中国において「自由と権力」をめぐる議論は20世紀前半以来の長い歴史を持っていることを忘れてはならない。そして、何よりも中国・香港・台湾のトライアングル関係を無視しては、その思想状況を理解することは困難である。本書は、様々な現実の奥底に潜んでいる近現代中国の自由を求めるリベラリズム思想と運動の歴史を、多くの思想家とこれら地域のトライアングル関係の歴史を通して読み解き、中国への新しい見方を提示する。

目次

  • はじめに—中国、香港、台湾のリベラリズムとは?
  • 第1部 中国、香港、台湾のリベラリスト(批判の自由を求めて—儲安平;自由と統制の均衡を求めて—銭端升;憲政の制度化を求めて—張君〓;憲法による人権の保障を求めて—張知本)
  • 第2部 中国、香港、台湾における連鎖(文化論としてのリベラリズム—殷海光;日中戦争下の容共リベラリズム—広西、雲南から香港へ;米ソ冷戦下の反共リベラリズム—香港と台湾;反右派闘争から文化大革命までのリベラリズム)
  • おわりに—蘇る中国、香港、台湾のリベラリズム

「BOOKデータベース」 より

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