中国における大アジア主義 : 「聯日」と「抗日」のあいだ

書誌事項

中国における大アジア主義 : 「聯日」と「抗日」のあいだ

趙軍著

ミネルヴァ書房, 2018.6

タイトル別名

Minerva Shobo librairie

中国における大アジア主義 : 聯日と抗日のあいだ

タイトル読み

チュウゴク ニオケル ダイアジア シュギ : 「レンニチ」ト「コウニチ」ノ アイダ

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注記

参考文献: p343-349

中国において公刊・公開された「亜洲主義」「大亜洲主義」関連主要学術論著: p351-358

内容説明・目次

内容説明

「アジア主義」「大アジア主義」の評価、認識をめぐる定説には、日中両国で大きな隔たりがあった。本書は、李鴻章や中西功など、アジア主義に関する代表的な人物の資料から、その点を指摘する。アジアの統合・協力が叫ばれた時代における中国側の動向を中心に研究、分析し、現在の「アジア共同体」議論に及ぶ影響を改めて考察し、問い直す一冊である。

目次

  • 序章 大アジア主義に対する中国側の認識と批判—「大亜洲主義」在中国
  • 第1章 清末政治家たちの「聯日」構想と対日政策の策定—「〓(さい)爾小国」がもたらした困惑
  • 第2章 『申報』の対日世論から見る日本イメージの変遷—一八七〇〜九〇年代における「中日同盟論」と「抗日論」の底流
  • 第3章 「愛国」と「売国」のはざま—「大亜洲主義」と「中国留日同学会」
  • 第4章 植民地における「共存共栄」の現実—「満洲」に渡った台湾出身者の目に映ったもの
  • 第5章 アジア主義への超克—中西功の中国研究と中国革命
  • 終章 さまざまな「亜洲夢」—なぜ「同床異夢」だったのか?

「BOOKデータベース」 より

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