帝国日本の外交と民主主義

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帝国日本の外交と民主主義

酒井一臣著

吉川弘文館, 2018.6

タイトル読み

テイコク ニホン ノ ガイコウ ト ミンシュ シュギ

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内容説明・目次

内容説明

民衆の外交政策への参加はいかにあるべきか。民主主義思潮高まる戦間期日本に、外交の民主化を模索した国民外交論がおきた。国際協調や不戦条約、移民問題などの外交課題から、議論の展開と破綻の要因を追究。外交の現実的利害調整を理解できない大衆と、操作できぬ民意に翻弄され諦観する選良—相反する両者の姿から、外交と民主主義の関係を問う。

目次

  • 大衆は外交に関われるのか
  • 第1部 国民外交の時代(渋沢栄一の渡米実業団—国民外交事始め;国民外交の逆説—外交の民主化と国際協調主義;不戦条約再考—「人民の名に於て」論争の意味)
  • 第2部 移民と文明国標準(移民か棄民か—「文明国標準」の移民観;京大教授原勝郎の南洋観—「文明国標準」のライン;島崎藤村の南米行—「国民外交」の視点から)
  • 第3部 迷走する新秩序(「脱欧入亜」の同床異夢—アジア・太平洋地域協力の予兆;小村寿太郎へのオマージュ—古典外交論者にとっての新秩序論;金子堅太郎の「国民外交」—回顧される明治)
  • 外交と民主主義のゆくえ

「BOOKデータベース」 より

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