ユートピアの記憶と今 : 映画・都市・ポスト社会主義

書誌事項

ユートピアの記憶と今 : 映画・都市・ポスト社会主義

菅原祥著

京都大学学術出版会, 2018.6

タイトル別名

Remembering utopia : film representations, nowa huta narratives, and postsocialism in Poland

ユートピアの記憶と今 : 映画都市ポスト社会主義

タイトル読み

ユートピア ノ キオク ト イマ : エイガ・トシ・ポスト シャカイ シュギ

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注記

博士論文「社会主義的近代におけるユートピア的想像力の文化社会学的研究 : 社会主義およびポスト社会主義のポーランドにおける表象と記憶」(京都大学, 2012年) を大幅に加筆・ 修正したもの

参考文献: p266-274

内容説明・目次

内容説明

かつての「抑圧的」な社会主義体制に対する強烈な批判と同時に存在する、過去の時代への切実なノスタルジア—「社会主義の記憶」をめぐる現代ポーランドの錯綜した言説を、いかにときほぐすか?社会主義時代の映画表現と、社会主義建設の象徴とされた製鉄都市ノヴァ・フータをめぐる人々の語りの中に、そのヒントを探る。「ユートピアの記憶」を鍵にポーランドの過去と現在に寄り添うことで、後期近代の矛盾に晒された人々の、失われたものへの追憶と未来への希望をめぐる心の奥底に迫る。

目次

  • 社会主義の過去を現在において考えるということ
  • 第1部 ポーランドの雪どけと社会的想像力—映像文化を中心に(ポーランドの「雪どけ」—社会的想像力の変容;「雪どけ」と性愛の表象—映画『地下水道』を中心に;「雪どけ」と非行少年へのまなざし—映画における「ちんぴら」像;ドキュメンタリー映画と「現実」—ユートピアとポスト・ユートピア)
  • 第2部 ポスト社会主義時代におけるユートピアの記憶—「ユートピア都市」の過去と現在(社会主義的ユートピアの理想と現実—製鉄都市ノヴァ・フータの歴史から;ポスト社会主義期におけるユートピアの記憶—ノヴァ・フータでの調査から)
  • 新たなユートピア的想像力の復権に向けて

「BOOKデータベース」 より

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