エコラリアス : 言語の忘却について

Bibliographic Information

エコラリアス : 言語の忘却について

ダニエル・ヘラー=ローゼン [著] ; 関口涼子訳

みすず書房, 2018.6

Other Title

Echolalias : on the forgetting of language

エコラリアス : 言語の忘却について

Title Transcription

エコラリアス : ゲンゴ ノ ボウキャク ニツイテ

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Note

原著 (Zone Books, 2005) の邦訳

参考文献: 巻末p11-23

Description and Table of Contents

Description

子どもは言葉を覚えるときに、それ以前の赤ちゃん語を忘れる。そのように、言葉はいつも「消えてしまった言葉のエコー」である。そして、忘れることは創造の源でもある。言語の中にはつねにもうひとつの言語の影があり、失われた言語が響いている。言語の崩壊過程に言語の本質をみたヤコブソン、失語症を考察したフロイト、複数の言語を生きたカネッティ、死んだのに語る口を描いたポー、母語についてはじめて語ったダンテなどを導きに、忘却こそが言語が本来もつ運動性であることが浮上する。アガンベンの英訳者として知られ、30代で本書を著し、恐るべき知性として話題を呼んだ、ヘラー=ローゼンの主著。流離こそが言語の本質だと明かす、言語哲学の最重要書である。

Table of Contents

  • 喃語の極み
  • 感嘆詞
  • アレフ
  • 消滅危惧音素
  • H&Co.
  • 流離の地で
  • 行き止まり
  • 地層
  • 地滑り
  • 文献学の星
  • 星はまた輝く
  • ニンフの蹄
  • 劣った動物
  • アグロソストモググラフィー
  • Hudba
  • 分裂音声学
  • アブー・ヌワースの試練
  • 船長の教え
  • 詩人の楽園で
  • バベル

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Details

  • NCID
    BB2629311X
  • ISBN
    • 9784622087090
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    275, 50p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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