『失われた時を求めて』における父親像 : 赦しとエクリチュールの間に
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書誌事項
『失われた時を求めて』における父親像 : 赦しとエクリチュールの間に
彩流社, 2018.5
- タイトル別名
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L'image du père dans À la recherche du temps perdu : entre la grâce et l' écriture
失われた時を求めてにおける父親像 : 赦しとエクリチュールの間に
- タイトル読み
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ウシナワレタ トキ オ モトメテ ニオケル チチオヤゾウ : ユルシ ト エクリチュール ノ アイダ ニ
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注記
博士学位請求論文 (獨協大学, 2016年提出) を基にしたもの
参考文献: p280-287
内容説明・目次
内容説明
マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』に登場する語り手の「父親」は、作品創造に対して如何なる役割を担っていたのか—プルーストのエクリチュールに隠された登場人物たちのユダヤ性、母親と語り手の関係、旧約聖書の「アブラハム」に喩えられた父親の仕草が示す意味を読み解く!フロイトとは異なる視点から、プルーストは父親と語り手の関係を如何に描き、「父親像」をどう捉えていたのか。丁寧なテキスト読解と調査による文芸評論!
目次
- 序章(プルーストにおける父親研究の視点;先行研究と本書の視点)
- 第1章 エクリチュールの二重性とユダヤ性(プルーストの父親;父親とアブラハム ほか)
- 第2章 父親の絶対性(父親の「原則(principes)」;アブラハムの仕草 ほか)
- 第3章 父と子(「途方もない(extraordinaire)」ものとの遭遇;父親の死 ほか)
「BOOKデータベース」 より