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ノモレ

国分拓 [著]

新潮社, 2018.6

タイトル読み

ノモレ

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注記

NHKスペシャル「大アマゾン最後の秘境」第4集「最後のイゾラド森の果て未知の人々」(2016年8月7日放送)の取材から生まれたもの

内容説明・目次

内容説明

奴隷にされた曾祖父が、100年以上前に密林で生き別れになった仲間。突如出現したイゾラドは、彼らの子孫、我々のノモレではないのか—。未知の人々を保護すべきか、警戒すべきか。ペルー国内が騒然となるなか、先住民イネ族の若きリーダー・ロメウは、曾祖父の言葉を思い起こしていた。1902年、入植者の白人が経営するゴム農園で奴隷にされた曾祖父たちは、生き延びるためにパトロンを殺し、二手に分かれ、逃げたのだ。曾祖父たちは故郷へ戻ったが、森に消えた仲間たちと二度と会うことはなかった。文明、歴史、人種、時間、言葉…。現代人の価値観に挑むノンフィクションの臨界点!

目次

  • 序 生き残った者たちが言い遺した話
  • 第1部 救世主の山へ(ロメウ、川を上る—二〇一五年七月;マシュコ・ピーロ;基地での一日が始まる—二〇一五年七月;細長い筒、樹液の出る木、黄色い実;出現—二〇一五年七月 ほか)
  • 第2部 川を渡り来る者(音、川の向こう、近い日の話;ロメウ、家族との接触を続ける—二〇一五年八月;こちら側とむこう側—二〇一五年九月;不穏な前兆、隠された意図—二〇一五年十月;ロメウ、奔走する—二〇一五年十月 ほか)
  • そして、流木は大河を彷徨う

「BOOKデータベース」 より

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