後退する民主主義、強化される権威主義 : 最良の政治制度とは何か
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書誌事項
後退する民主主義、強化される権威主義 : 最良の政治制度とは何か
(Minerva人文・社会科学叢書, 228)
ミネルヴァ書房, 2018.7
- タイトル別名
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後退する民主主義強化される権威主義 : 最良の政治制度とは何か
- タイトル読み
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コウタイ スル ミンシュ シュギ、キョウカ サレル ケンイ シュギ : サイリョウ ノ セイジ セイド トワ ナニカ
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注記
その他の執筆者: 重冨真一, 湊一樹, 間寧, 牧野久美子, 大串敦, 馬場香織, 菊池啓一
参考文献: 各章末
索引: p261-265
内容説明・目次
内容説明
民主化の第三の波は多くの人々から期待を持って迎えられたものの、必ずしもその期待通りの結果をもたらすものではなかった。経済の停滞、所得格差、政治不安によって人々の失望を引き起こすこともあった。それは民主主義を後退させ、権威主義の強化を生む。本書は、アジア、中東、アフリカなど世界各国の事例から新興民主主義国の現状を把握することによって、民主主義という政治制度の持つ意味をあらためて考えるものである。
目次
- 序章 民主主義の後退—発展途上国における政治危機
- 第1章 「民主主義の後退」をめぐる理論
- 第2章 政治参加の拡大と民主主義の崩壊—タイにおける民主化運動の帰結
- 第3章 非政党選挙管理政府制度と政治対立—バングラデシュにおける民主主義の不安定性
- 第4章 外圧の消滅と内圧への反発—トルコにおける民主主義の後退
- 第5章 一党優位と民主主義—南アフリカにおける民主主義の揺らぎ
- 第6章 重層的マシーン政治からポピュリスト体制への変容か—ロシアにおける権威主義体制の成立と展開
- 第7章 民主主義と非民主主義の併存—メキシコにおける地方の競争的権威主義体制
- 第8章 表現の自由・水平的アカウンタビリティ・地方の民主主義—定量データでみる世界の新興民主主義
- 終章 新興民主主義はどこへ
「BOOKデータベース」 より