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創造の星 : 天才の人類史

渡辺哲夫著

(講談社選書メチエ, 681)

講談社, 2018.8

タイトル読み

ソウゾウ ノ ホシ : テンサイ ノ ジンルイシ

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注記

書誌: p303-307

内容説明・目次

内容説明

ダ・ヴィンチの“モナ・リザ”とエラスムスの『痴愚神礼讃』を生んだ一六世紀はヨーロッパに「魔女狩り」の嵐が吹き荒れた時代だった。その嵐の中に出現した、理性を完璧なまでに超越したものを夢見る「非理性的創造者」としての天才たちの系譜は、以降、五〇〇年にわたって世界を翻弄し続けていく—。スウェーデンボルグ、モーツァルトからベートーヴェンを経てヴァーグナー、ニーチェ、そしてドストエフスキーに至るまで、第一級の精神科医が完成させた唯一無二の思想劇が、ここに幕を開く。

目次

  • 第1章 魔術と科学のあいだの揺動:15〜17世紀(ルネサンスの創造的非理性—エラスムスが見た「理性=狂気」の光景;魔女狩り—ルネサンス裏面の暗黒、あるいは『魔女の槌』の出現 ほか)
  • 第2章 非理性の噴出:18世紀(スウェーデンボルグ問題;無意識の発見—メスメルとピュイゼギュールをめぐる人々 ほか)
  • 第3章 アポロンとディオニュソスの相剋:19世紀(“第九”以後に創造すること;ロマン主義芸術のラプトゥスに襲われた世代 ほか)
  • 第4章 非理性の稲妻:20世紀への架橋(ニーチェの場合;いかなる「病気」がニーチェを創造者にし、そして破壊したのか ほか)
  • 第5章 人類のゆくえ:20世紀以降(『自我とエス』—創造する連帯の基礎づけ;創造する連帯の舞台としての“エス” ほか)

「BOOKデータベース」 より

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