書誌事項

吉野作造

太田哲男著

(Century books, . 人と思想||ヒト ト シソウ ; 196)

清水書院, 2018.8

タイトル読み

ヨシノ サクゾウ

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注記

吉野作造年譜: p298-307

参考文献: p308-313

内容説明・目次

内容説明

今からほぼ一世紀前、第一次世界大戦の時期に、吉野作造は「民本主義」の提唱者として登場した。米騒動や三・一独立運動が起こった時代の潮流をみつめ、精力的に執筆された吉野の諸論説は、時代の「臨床診断」ともいうべき性格をもち、世の注目をあびた。その診断は、国内の非立憲的な政治制度を果敢に批判し、「デモクラシー」運動に理論的根拠を提供し、また、中国・朝鮮の民族主義的な運動に共感を寄せるものでもあり、いずれも国際主義的・平和主義的な立場からなされ、光彩を放った。吉野は東大を退職し朝日新聞社に入社した一九二四年、「舌禍事件」によって退社を余儀なくされる。自由な言論活動が大きく制約される時代が近づいていた。本書は、吉野と交流のあった人びとをあわせて描き、晩年の明治文化研究まで、吉野の姿を浮き彫りにする。吉野作造生誕一四〇年を記念する出版。

目次

  • 1 欧州留学時代まで—大正デモクラシーの時代
  • 2 政論家吉野の誕生と中国の大変動—大正政変
  • 3 民本主義と中国・朝鮮論の転換
  • 4 政治と社会の大変動
  • 5 労働問題と平和主義の模索
  • 6 迫害と抵抗
  • 7 無産政党への関与
  • 8 明治文化論と晩年

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB26656461
  • ISBN
    • 9784389421960
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    318p, 図版 [1] 枚
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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