カントの「悪」論
著者
書誌事項
カントの「悪」論
(講談社学術文庫, [2524])
講談社, 2018.9
- タイトル別名
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カントの悪論
悪への自由 : カント倫理学の深層文法
- タイトル読み
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カント ノ「アク」ロン
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注記
原本: 『悪への自由 : カント倫理学の深層文法』(2011年勁草書房刊)
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
カント倫理学にはアディアフォラ(道徳的に善くも悪くもない領域)が開かれていない。その倫理学に一貫する徹底した「誠実性の原理」。「幸福の原理」を従わせ、自己愛を追求する人間本性に対し「理性」が命ずる誠実性とは何か。人間が悪へ向かう性癖と根本悪、道徳的善さに至る前提としての「自由」とは?カントが洞察した善と悪の深層構造を探る。
目次
- 第1章 自然本性としての自己愛(カント倫理学を支える信念;「幸福の原理」;定言命法と仮言命法)
- 第2章 道徳法則と「誠実性の原理」(道徳法則の形式性;道徳法則に対する尊敬;誠実性とは何か?)
- 第3章 自由による因果性(責任論的解釈;実在論的解釈;因果性と時間性)
- 第4章 悪への自由・悪からの自由(悪へ向かう性癖;性癖からの自由;最高善)
「BOOKデータベース」 より