源氏物語を反体制文学として読んでみる
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源氏物語を反体制文学として読んでみる
(集英社新書, 0950F)
集英社, 2018.9
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源氏物語を反体制文学として読んでみる
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ゲンジ モノガタリ オ ハンタイセイ ブンガク トシテ ヨンデ ミル
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主な参考文献: p215
Description and Table of Contents
Description
紫式部が『源氏物語』を書いた平安時代は、摂関政治(天皇に嫁いだ娘が男児を産むことで外戚として権力を得る)の全盛期にあった。しかし『源氏物語』は天皇親政の時代を舞台とし、「源」という元皇族が活躍するストーリーだ。摂関政治をあえて否定するという、いわばその時代の「反体制文学」として『源氏物語』は大ベストセラーとなり、多くの読者の支持を得た。なぜ紫式部はそのような果敢な挑戦をしたのか。紫式部が時代をどう感じ、またどのようなモチベーションで物語を綴ったのか。独自の視点で鮮やかに描く、新しい『源氏物語』論。
Table of Contents
- まえがき—『源氏物語』の謎
- 第1章 紫式部と『源氏物語』
- 第2章 源氏一族の悲劇
- 第3章 摂関家の権威と専横
- 第4章 紫式部の出自と青春時代
- 第5章 紫式部の恋と野望
- 第6章 摂関政治の終焉
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