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源氏物語を反体制文学として読んでみる

三田誠広著

(集英社新書, 0950F)

集英社, 2018.9

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源氏物語を反体制文学として読んでみる

Title Transcription

ゲンジ モノガタリ オ ハンタイセイ ブンガク トシテ ヨンデ ミル

Available at  / 82 libraries

Note

主な参考文献: p215

Description and Table of Contents

Description

紫式部が『源氏物語』を書いた平安時代は、摂関政治(天皇に嫁いだ娘が男児を産むことで外戚として権力を得る)の全盛期にあった。しかし『源氏物語』は天皇親政の時代を舞台とし、「源」という元皇族が活躍するストーリーだ。摂関政治をあえて否定するという、いわばその時代の「反体制文学」として『源氏物語』は大ベストセラーとなり、多くの読者の支持を得た。なぜ紫式部はそのような果敢な挑戦をしたのか。紫式部が時代をどう感じ、またどのようなモチベーションで物語を綴ったのか。独自の視点で鮮やかに描く、新しい『源氏物語』論。

Table of Contents

  • まえがき—『源氏物語』の謎
  • 第1章 紫式部と『源氏物語』
  • 第2章 源氏一族の悲劇
  • 第3章 摂関家の権威と専横
  • 第4章 紫式部の出自と青春時代
  • 第5章 紫式部の恋と野望
  • 第6章 摂関政治の終焉

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