更級日記と東国の風景
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更級日記と東国の風景
武蔵野書院, 2018.9
- タイトル読み
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サラシナ ニッキ ト トウゴク ノ フウケイ
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内容説明・目次
内容説明
作者孝標女が見た東国の風景とは—『更級日記』に書かれたすべての記事は、少女期から晩年までの四十余年に亘る、作者菅原孝標女にとってかけがえのない思い出の数々である。とりわけ多感な少女時代の三年あまりを過ごした上総国は、作品にどのような影響を与えているのだろうか。作者と東国とを結びつける歴史的かつ現実的な背景を、作者が見たであろう「東国の風景」をキーワードとして、さまざまな角度から考察する。
目次
- 1 東国の風景論(『更級日記』上京の記の表現について;『更級日記』の薬師仏をめぐって—「木への視線」について;『更級日記』「木ぞ三つ立てる」再考;『更級日記』の「ちちぶの山」について—父と娘の東国;『更級日記』と上総国笠森観音 ほか)
- 2 息長氏をめぐって(『更級日記』の風の表現—「おきながといふ人」をめぐって;『更級日記』の「おきながというふ人」をめぐって—孝標女の父祖意識)
「BOOKデータベース」 より